令和5年第1回平田村議会定例会が、3月8日に開催された。
この会議では、村長の施政方針が主なテーマとして取り上げられた。
村長の澤村和明氏は、財政状況が厳しい中での予算編成を含む施策に対する理解を求める中、コロナウイルス感染症による影響や国際情勢の不安定さを強調した。特に、感染症法の改正が示される中、村内の施策として雇用の維持や地域経済の支援を掲げている。
澤村村長は、"厳しい財政運営の中で、自助努力による財源確保や歳出削減に努める必要がある"と指摘した。
特に、財政調整基金の積立や子育て環境の整備、防災対策への取り組みを進めると述べた。さらに、新型コロナウイルス対策として、健全な財政運営を心がけながら、地域コミュニティや人づくりに重きを置いた政策が必要であると強調した。
また、一般質問の時間において、議員から学校の統合に関する懸念が表明された。遠藤正彦議員は、平田村の小学校統合の必要性について質疑を行い、教育課長が統合について情報収集を進めていることを確認した。
水野一彦議員からは、デジタル化推進のためスマートフォン教室の開催が要望され、教育課長は今後の開催予定を伝えた。さらに、高橋七重議員が提出した、女性消防クラブの活動見直しや地域子育て支援強化についても取り上げられ、村長は積極的に検討する姿勢を示した。
これらの発言を通じて、村内の各議題が多様化していることが明らかになり、村民の福祉や教育環境のさらなる向上を図る必要性が強調された。最後に、会期は3月14日までと定められた。