令和3年第4回平田村議会定例会が、2021年12月8日に開催された。
この会では、村長の澤村和明氏が新型コロナウイルス感染症予防に対する努力について謝辞を述べた。医療従事者や村民の協力に対し感謝の意を示した。続いて、行政報告の中で健康管理や農業振興について説明があった。
特に農業支援に関する議論が目立つ。佐藤孝雄議員は水稲農家への支援金の増額を求め、「カメムシ防除用の助成金を3,000円に引き上げるべき」と述べた。これに対し、村長はコスト削減を視野に入れて支援策を考慮すると表明した。
また、葉たばこ農業の危機を考慮し、廃作希望者の状況や新規作物のポテンシャルについて尋ねられる場面もあった。嵐のような質問が続く中、村の施策として、農業振興と地域振興を兼ね備えた新たな支援策の必要性が強調された。
さらに、パイプハウス設置補助金事業に関する提言もあった。特に予算計上の透明性を求め、市民への周知徹底や職員の教育も重要視された。議会運営の中で地域の声をもっと反映させる努力が求められる中、この定例会は様々な意見が交わされた。
最後に、村は持続可能な開発目標(SDGs)への取り組みを強化し、地域の活性化に向けた具体的な施策を進める意向を示した。特に、次世代への継承についての懸念が寄せられる中、今後の村の方向性が問われる重要な議会となった。