令和4年第3回平田村議会定例会が開催され、村長の行政報告が行われた。新型コロナウイルス感染症に伴う医療体制の強化や経済支援策についての報告があり、村民や医療従事者への感謝の意が表明された。
また、村長は令和3年度決算についても説明。この中で、一般会計支出が50億1,002万円で、前年より4億3,760万円の減少がみられた。特に民生費の減少が顕著で、特別定額給付金や子ども園建設事業の影響が指摘された。一方で、公債費が増加しており、今後の負担について懸念が示された。
さらに、財政健全化を示す指標として、実質赤字比率と連結実質赤字比率がいずれも黒字で、将来負担比率も基準を大きく下回っていることが報告された。村長は引き続き健全な財政運営を心掛けていく姿勢を強調した。
一般質問では幾つかの重要なテーマが浮上した。その中で人口減少や子育て支援についての意見が多く寄せられた。議員からは若者の移住促進策として、村の独自支援を求める声があり、村長はこの点に関して前向きに捉え、今後も検討を進めていく考えを示した。
また、高齢者医療や介護保険に関する議論も行われ、これらの施策の重要性が再確認された。特に、地域における福祉の充実が必要との声が伝えられた。
各種報告や補正予算案も議題となり、特にコロナ禍による影響での経済対策について具体的な動きが求められている。村民の声を反映した施策の重要性が強調され、各議案に対し慎重な審議が期待されている。