令和6年第2回平田村議会定例会が6月5日に開催された。
本定例会は、村長の行政報告から始まり、重要な行政課題が浮き彫りになった。
村長の澤村和明氏は、特に人口減少の問題について危機感を示した。
「平均年齢が75歳を超え、若年層の流出が続いている。」と述べ、さらに地方からの人材確保を強化する必要性を強調した。
また、村の財政状況や支援策についても言及し、必要な予算を確保する重要性を語った。
「地域おこし協力隊を活用し、移住定住促進に取り組む。」とし、地域活性化を図る考えを示した。地域おこし協力隊の活動が、これからの地域活性化の鍵になるのではないかとされた。
さらに、教育や子育て支援の充実についても報告があり、教育長の有賀真道氏が子どもたちへの支援策を説明した。特に、授業で使用する教科以外の教材に関しては
d「義務教育は無償であるが、実質的には学生が負担する面も多い。」と指摘し、さらなる支援を求めた。
入札に関連しても議論が行われ、入札制度の透明性と適正が求められた。
村長は、「透明性は入札制度のキーであり、過去の事例から学ぶ必要がある。」と語り、住民信頼回復に向けた取り組みを強調した。
議会では村道の工事が話題となり、住民からは「通行止めの期間を短縮してほしい」という要望が寄せられた。村長は、できる限り早期の工事完了を目指す考えを示した。
このように、定例会では平田村の将来に向けた重要な施策が検討され、議員たちによる活発な意見交換が続けられた。