令和3年第3回平田村議会定例会が9月8日に開会した。
この定例会では、会期を9月14日までの7日間と決定し、様々な議案が提案されている。特に村長の行政報告の中は、新型コロナウイルス感染症対策が重要なテーマとして取り上げられた。村長の澤村和明氏は、ワクチン接種の進捗や、感染拡大に伴う村民への呼びかけを行った。
新型コロナウイルス感染症に対するワクチンの接種率は非常に高く、9200人以上の村民が接種を終え、この成果は医療関連職員や村民の協力によるものと述べた。また、村では引き続き感染拡大防止に向けた実施策を講じていくことを強調した。
会議録においては26件の議案が提示されたが、特に令和2年度の決算や一般会計の補正予算の案が大きな関心を集めている。財政状況を簡潔に説明する中で、特に収入や支出の改善状況に具体的な数値を示される場面も多く見られ、議員からも質問が相次いだ。特に、一般会計の歳入における自主管理の必要性が重視され、自主財源の確保に向けた議論が行われた。
また、議案の中には、村長が提唱する「令和3年度平田村国民健康保険特別会計補正予算」が含まれており、村民の生活を支援する具体策が施策として認識された。村の発展に向けた道筋が模索される中、議会は自治体運営の透明化と効率化に向けた様々な提案を交わした。
議会では、村の感染症対策や施策の実施状況に関する質問が議員から寄せられ、村長及び関係者がそれに対する答弁を行った。議員たちは、防疫体制のプランや村の経済再生に関する展望を議論し、この場を通じて村民の期待や要望を反映する意義を確認した。