令和2年第3回平田村議会定例会が、令和2年9月2日に開会しました。
出席した議員は12名で、会議は円滑に進行しています。大きなテーマの1つとして、新型コロナウイルス感染症対策に関する議論が行われました。
村長の行政報告では、特に先に行われた新型コロナウイルス感染症の影響について言及しました。村内では感染者が確認されたものの、軽症ですでに完治しており、全体的には安堵しているとの発表がありました。ただし、東京やその他の地域では感染者が増加しており、この点については注意が必要であると強調されました。
更に、一般会計の決算に関する報告もなされ、令和元年度の支出額は43億7,079万円で、前年に比べ増加していることが示されました。支出の主な要因には、民生費や災害復旧事業費の増加が挙げられました。特に、民生費は新たに認定こども園の本体工事が始まり、大きな増加が見られました。
また、村の財政状況についても言及され、実質収支は2億2,076万円の黒字とのこと。しかし、厳しい財政状況が続く中で、今後の収入確保に向けた取り組みも求められています。
さらに、一般質問では、高橋七重議員からの質問が注目されました。特に、教職員の多忙化解消のための支援員の増員や、複合施設建設の延期についての意見が提起され、議論を呼びました。教育長は、特別支援教育支援員を一名増員したことを報告し、今後も実状に応じた対応をしていく考えを示しました。
議会としては、村民の意見を重視しつつ、適切な財政運営を行い、必要な施策を積極的に推進する姿勢を明示しています。議会は次回の常任委員会において、各議案の詳細について検討し、更なる議論が期待されます。