令和4年6月21日に開催された令和4年第2回四街道市議会定例会では、議員による一般質問が行われた。
戸田由紀子議員は、保育サービスの充実と質の確保について、保護者の不安を解消するための具体的な対策を求めた。彼女は「保育中の事故が後を絶たず、保育士の処遇改善も不十分である」と指摘し、"安全確保は行政の最優先課題"であると述べた。特に、保育所の整備状況や質の確保について質問。市長の鈴木陽介氏は、令和4年度の入所状況を報告し、待機児童がゼロとなったことを強調した。
また、子ども読書活動に関する質問もあった。戸田議員は、読書環境の改善が必要であり、学校図書館の役割や支援体制について具体的に伺った。教育長の府川雅司氏は、読書活動の支援策を紹介し、資料整備や利用環境の改善に努める姿勢を示した。
さらに、教員不足問題にも焦点が当たった。戸田議員は、文科省の全国調査による教員不足の実態を引用し、本市の状況について確認を求めた。教育部長の石川智彦氏は、「本市では学級担任に不足はないが、教員配置の実情に改善の余地がある」との見解を示した。
また、成年年齢の引下げに伴う市の取組についても質問があり、若者の権利教育が重要であるとの意見が多く寄せられた。市長は、新成人への教育の充実が求められると強調した。
核兵器廃絶平和都市宣言40周年への取り組みについても議論となり、戸田議員が市の平和事業に対してさらなる一歩を踏み出すべきだと訴えた。市の方針について鈴木市長は、平和事業の継続を約束した。
最後に、交通問題に関しても質問が挙がり、具体的な状況や将来の展望について審議された。市長は物井駅へのアクセス改善に向けて積極的に取り組んでいく意向を示した。
本日の議会は、さまざまな課題に対する市の姿勢を問う貴重な場となった。