令和6年6月定例会が本日開会され、一般質問が行われた。議員たちは、いじめ問題、教職員の働き方改革、最低賃金の引き上げ、市職員のストレスチェック、会計年度任用職員の状況、奨学金の支援、社会教育の充実、地域公共交通など、様々な課題について意見を交わした。
最初に、いじめ問題について、別府弘隆議員がいじめの認知件数と内容について質問した。教育長によると、過去5年間のいじめ認知件数は令和元年度566件から令和5年度475件に減少したが、内容としては言葉によるいじめや仲間外れなどが多いという。いじめの認知件数が増加しないよう、未然防止策として道徳教育や相談窓口の設置が進められている。
次に、教職員の働き方改革について、議員は教職員の長時間労働とストレスチェックの現状を指摘した。教育長は、昨年度のストレスチェックで高ストレス者は全体の約12.3%であり、業務改善に向けて様々な対策を講じていると報告した。特に、長時間勤務の際は支援体制を強化する意向を示した。
また、最低賃金については、荒川さくら議員が千葉県の最低賃金の推移を問い、市は引き続き周知を図りながら引き上げを期待していると述べた。さらには、奨学金返済支援について、議員は返済制度の拡充を求め、特に多子世帯への授業料無償化についての情報も求めた。
最後に地域公共交通の状況が報告され、運転士不足などの影響を受けた減便が続いている。市は関係機関と協力し、今後の対応について検討を重ねる意向を示した。