令和4年第2回四街道市議会定例会において、数件の重要な課題に関する議論が展開された。特に、新型コロナウイルスワクチン接種、学校給食の値上げ、水道料金の負担軽減、ヤングケアラー、いじめ対策、通学路の安全対策、一般廃棄物処理の実施計画について検討が行われた。
新型コロナウイルスワクチン接種については、鈴木陽介市長が副反応が現れた方への相談対応を詳細に説明した。普通の副反応については様子を見ていただくが、長引く場合は受診を勧めるとしており、千葉県の専門相談窓口も活用できるとした。これは予防対策の一環として重要な取り組みである。
次に学校給食については、府川雅司教育長が原材料費の高騰に対して地方創生臨時交付金を活用する方針を示した。物価の影響が続く中で学校給食の値上げが懸念されるが、現時点では値上げの予定がないとした。学校給食の安定供給が求められる中、今後の動向が注目される。
水道料金の負担軽減については、森田学上下水道部長が、引き続き支払い猶予を行っていると報告した。新型コロナウイルス感染症や物価上昇の影響を受け、市民生活を支える重要な施策となっている。
ヤングケアラーについては、府川教育長が市内での把握には留意しつつ、特化した調査はないと残念ながら明らかにした。未成年者の支援が求められる一方、家族の問題が表に出てこないことが指摘され、早期発見や対応の重要性が強調された。市としては、早期相談体制をつくるための工夫が必要とされている。
いじめや児童相談は、学校現場での配慮が要される。教育委員会の取り組みがさまざまな問題への迅速な対応を解決するカギとなるだろう。
また、危険な通学路については、87カ所の中から54カ所の対策が完了していることが報告された。残りの33カ所については、引き続き対応を進めるとしており、安全な通学路を実現するための努力が求められる。
一般廃棄物処理について、環境経済部長の麻生裕文氏が、使用済み廃食油を利用したリサイクルの取り組みなど、具体的なプランを説明した。市民が協力し、スムーズな資源リサイクルが進むことを期待されている。
各議員からの質疑により様々な意見が寄せられ、市奮起の課題を浮き彫りにした。今後の対策と行動が四街道市の発展に繋がるだろう。