令和3年9月28日、四街道市議会は第3回定例会を開会した。この日の議会では、16件の議案や請願の審議が行われ、数件が可決された。特に、議案第6号の一般会計補正予算では、教育民生常任委員会が所管する項目に手を加え、合計で多額の補正が行われることが注目を集めている。
まず、議案第1号から第16号までの総括審議が始まった。各議案に関して、委員長報告が行われ、その後質疑が続いた。総務常任委員会の西塚義尊委員長は、「議案第1号は、四街道市行政手続に関する押印等の見直しに伴う条例の整備です」と述べた。これに対し、質疑も交わされ、押印廃止に伴う懸念が示されるような場面も見受けられた。
次に、発議案第6号に関する提案が議題に上がった。市議会の保坂康平議員は、「新疆ウイグル等における深刻な人権侵害に対する事実関係の徹底した調査と人権侵害を防止する施策を求める意見書を提出しています」と提案した。この提案に対し各議員からの質疑もあり、特に具体的な調査方法や救済施策に対する意見が活発に交わされた。
さらに、教育民生常任委員会の大越登美子委員長による報告も注目される。特に「令和3年度一般会計補正予算」についての説明があり、医療費助成や子育て支援に関連する予算が増額されることに意義が唱えられた。また、議案第7号及び第8号でも補正予算が可決され、全員が賛成している。
議会の流れは、質疑の後に討論が行われるが、この日は多数の議案に対して討論は行われず、代わりに全会一致での可決が目立った。市議会は、議案を通じてさらに活性化された地域社会の構築を目指していることが伝わってきた。なお、議案第17号についても審議され、教育委員会員の再任議案が通過した。