令和6年第1回四街道市議会定例会が、3月11日午後1時に開会した。
臨時議長として石山健作議員が議長の職務を行い、初めに能登半島地震の被害者への哀悼と、地震復興に関する支援に言及した。議長は、議会の日程についての報告を行い、仮議席の指定をする中で議長選挙を進行させた。
続いて、議長選挙では関根登志夫議員が当選し、就任の挨拶を行った。関根議長は、「透明な議会改革を進めていきたい」と抱負を述べた。次に副議長選挙が行われ、大越登美子議員が提唱され、当選した。大越副議長は、議会改革を重視する意向を強調した。
市長の鈴木陽介氏は、議会初会に際して市民の信頼を重み、今後の市政運営に対して全力で臨む姿勢を見せた。特に、能登半島の地震に際して四街道市が行った支援活動への誇りを示した。市長は、新たな総合計画のスタートへ向けて、地域への貢献を深めると語った。
施政方針の説明では、防災対策や新庁舎整備、雇用創出など多岐に渡る施策を提示し、市民一人ひとりが笑顔で生活できる明るい四街道を目指す方針を強調した。また、デジタル化への取り組みや健康福祉の推進についても言及した。特に、健康づくりに関しては、全世代が健康に暮らせる社会の実現を目指す声明を述べた。
この後、議案第1号から第32号までが一括して提案され、各議案の説明が行われた。議案第1号は令和5年度の補正予算に関連するもので、歳入歳出の増額が計画されている。議案第3号から第4号では、市の基本構想に基づく新たな市政計画の策定が議題に上がった。市議会では、円滑な議事運営を行いつつ、各議案の精査に入ることとなる。
本定例会は、協議を進める中で、地方自治法に基づく必要な議案を迅速かつ的確に審議することを目指して進められる。市民のニーズに応える施策の推進や、より良い住環境の整備が求められていることから、今後の議会活動に期待が寄せられている。