令和5年12月8日に開催された四街道市議会の定例会では、市政に関する一般質問が行われた。この日の主な焦点は、歯と口腔の健康づくり、医療と介護の連携、介護保険サービスの充実であった。
質問を行ったのは、千羽富紀子議員（会派いぶき）。彼女は、歯と口腔の健康に関する条例施行から5年の進捗を問うと共に、現状の健康づくりの取り組みについて詳しく確認した。市長の鈴木陽介氏は「条例施行後、健診対象年齢を若年層にまで拡大し、定期診断を全対象に通知する体制を整えています」と述べ、健康づくりに積極的な取り組みを強調した。
続いて医療と介護の連携について、千羽議員は「在宅医療の必要性が増す中で、地域の医療機関との連携強化が求められています」と指摘した。市は、地域包括ケアシステムの推進に取り組んでおり、福祉サービス部長の末永忠幸氏は「医療と介護の情報共有を深め、より良いサービス提供につなげてまいります」とコメントした。
さらに、介護保険サービスの現状についても詳細な質問があり、特別養護老人ホームの入所待機者数は127名であることが報告された。市長は「新施設の開設を予定しており、待機者の解消を目指します」と明言した。*
質疑応答を通じて、地域包括支援センターの機能強化や介護予防事業の現状も語られ、「高齢者の健康寿命の延伸」を目指して多様な取り組みが進行中であることが伺えた。本日はあいにく1名の再質問もなく、順調に進行した議会は、引き続き市民サービス向上を目指して取り組んでいく姿勢を見せた。