令和2年第1回四街道市議会定例会が開催され、新議長と副議長が選出され、施政方針が示された。
この会議では、議長選挙の結果、森本次郎議員が8票を獲得し、議長に就任することが決まった。また、副議長には成田芳律議員が10票を獲得し就任したことも伝えられた。森本議長は、就任挨拶において「市民の声を大切にし、議会運営を目指していきたい」と述べた。
続いて、市長の佐渡斉氏が施政方針を発表した。本年度は、人口減少が進む中で、四街道市の長年の人口増加を維持するため、特に若い子育て世代の定住を促進する施策をさらに強化する方針が示された。佐渡市長は「本市が抱える様々な問題に直面しつつも、安心して暮らせる街づくりを目指す」と強調した。
具体的な施策には、子育て支援の充実、「四街道市みんなが笑顔のまち子ども条例」の策定、防災対策の強化を掲げる。また、環境面では、公害防止対策や循環型社会への取り組みが提案され、特に再生可能エネルギーの普及促進が目指される。
予算案に関しては、令和2年度の一般会計が272億6千万円に達し、前年度比0.6%増加していることが発表された。歳入の主要な部分に関しては、固定資産税の増加や地方交付税が計上されており、引き続き市税の充実を図る方針が打ち出された。これにより、民生費や土木費においても必要な支出が増加する見込みが示された。
今後は、議案第1号から第25号に関する審議が行われ、地域住民の期待に応える形で、質の高い行政サービスの提供を目指していくことが求められる。本定例会は、21日間の会期予定で進行していくことが決定され、出席議員は全員が積極的に議論に参加する姿勢を示している。