令和3年第1回四街道市議会定例会において、議案第1号から21号についての質疑や予算審査特別委員会の設置が行われた。
この会議は、午後1時に開議され、出席議員19名が出席したことを受け、議会の成立が宣告された。議事に入る前に議長の成田芳律氏が諸般の報告として、議案第1号に対する監査委員の意見は特にないとの確認がされた。議案第1号として提案された「四街道市長等の損害賠償責任の一部免責に関する条例」について、大越登美子議員は4つの質問を行い、その内容に対する総務部長、鈴木雅雄氏の回答を求めた。
鈴木氏は、賠償責任の軽減を目的とする条例の提案背景について説明した。地方自治法の改正を受け、四街道市としても内部統制制度の導入とともに、この条例が必要である点が強調された。さらに、この条例の施行により、行政運営の効率化を図る考えが示された。
大越議員の質問に対して、鈴木氏は、職務に関連する善意の行為の定義や過失の基準についても説明した。過失の判断基準については明確なものがなく、個々の事案によって裁判で判断されることになると述べられた。また、議会の議決に際し監査委員の意見を求める必要がある点も指摘された。
また、他市での条例制定状況についての質問には、佐倉市や香取市、銚子市の例が挙げられた。これらを踏まえ、大越登美子議員は市民に対する理解促進が必要と訴え、パブリックコメントの実施を提案した。
他に質疑は行われず、議案第1号から第21号までを常任委員会に付託することが決定された。予算審査特別委員会の設置については、20人の委員で構成することが承認され、翌週に休会することが決定された。