令和6年3月19日、四街道市議会第1回定例会が開かれた。議会で浮上した多様な課題の中で、給食費の無償化に関する意見が飛び交った。特に、阿部百合子議員は、市内小中学校の給食費無償化の検討を求めた。市は県と連携し、第3子以降の児童の給食費無償化を実施しており、全国的にも多くの自治体が取り組み始めている事例があることを挙げた。
また、学校における体育館のエアコン設置に関しても議論された。市長は、この問題を認識しているとし、今後の実施を目的とした方針が求められると述べた。エアコン設置の必要性は避難所機能を考慮しても重要であり、早急に対応するべきであるとの意見も出た。
次に、国保税や介護保険料についても議論された。市長は、国保制度の構造的な問題を挙げ、保険税率の引き上げも避けられない状況であると強調した。特に、介護保険制度の持続可能性を念頭に置き、国に対して国庫負担割合の引上げを求めていることが説明された。
次期ごみ処理施設の建設に関する議案も重要なテーマとして扱われた。市は複数のパターンを検討しているが、具体的な市民への説明を前提に方針を決定する意向を示した。市民の意見を基にした方針決定が必要であるとの声も強く、住民に自分事として考えてもらうための参加を促す必要がある。
また、子供たちを取り巻く環境について、特に子供食堂等のネットワーク形成の重要性が強調された。市では、新たな支援の仕組みづくりが必要であり、地域全体で子供たちを見守る体制を構築していくとの市長の考えが示された。