令和3年12月7日、四街道市議会は定例会を開催し、一般質問が行われた。久保田敬次郎議員は、次期ごみ処理施設建設用地における汚染問題や義務教育における外国人市民への対応について質問した。
まず、久保田敬次郎議員は、次期ごみ処理施設建設用地の汚染問題について問いただした。質問の中で、百条委員会での金銭授受の証言に関する市の見解を求めた。環境経済部長の麻生裕文氏は、「個人間の金銭の授受について市は見解を述べる立場にはない」と回答した。郵便配達に関する疑惑が浮上する中、議員は市の責任を厳しく問う姿勢を見せた。
次に、住民監査請求について質問があり、監査委員事務局長の鈴木眞一氏は、監査が進行中であることを強調し、結果が出次第公表すると述べた。これにより、市民からの信頼を得るための対応が行われているようだ。
続いて、義務教育における外国人市民への対応についても議論が交わされた。教育長の府川雅司氏は、「外国人児童生徒への日本語教育の対応強化に努めている」と述べた。特にアフガニスタン出身の児童が多いため、言語支援や生活環境の理解を深める取り組みが重要であるとの認識が示された。
さらに、久保田議員は、自身の提案として、日本に住むアフガニスタン人への学校給食の職員対応と生活習慣の違いによる修学旅行への参加問題を指摘した。教育部長の伊藤克紀氏は、これらに対して丁寧な教育相談を行うことを述べ、さらなる理解を促進する必要性を確認した。
西塚義尊議員は、視覚障害者への支援や障害のある方への施策に焦点を当て、特に四街道駅へのホームドア設置の必要性を訴えた。市が対応を進めなければ、視覚障害者の安全を確保するための取り組みが遅れる危険があると警鐘を鳴らした。市長の佐渡斉氏は、さまざまな関係者に対して要望を上げ続ける意義を強調した。
このほか、障害者ヘルプマークの配布状況や市内の音響付き信号機の設置要望についても議論され、必要な制度や環境整備が求められている。また、環境問題についても市の取り組みとして、次期総合計画での反映が期待されている。