四街道市議会は、令和4年第4回定例会を12月9日に開催した。
議題には議案が提案される中で、一般質問が議論された。
主な質問内容には市内小中学校の不登校児童生徒数や、送迎バスでの安全対策などが含まれる。特に不登校の現状に対する議論が多く、市内の不登校児童生徒数は209名に達し、前年よりの増加傾向にあることが周知された。
教育長の府川雅司氏は、「不登校児童生徒数は、学校生活の制限や友人関係の問題が影響している」とし、具体的な対策を進めていると述べた。
例えば、各学校では不登校児童に対して教育相談、訪問指導、オンライン授業を通じた支援が行われている。特に、スクールカウンセラーの活用や家庭訪問での個別指導など、きめ細やかな対応が評価されている。
さらに、保育所や認定こども園の送迎バスの安全管理についても議論された。市長の鈴木陽介氏は、「送迎バスに関する文書による注意喚起や、緊急点検を実施した」と強調し、今後も安全対策を徹底するとした。特に、国から示された安全管理マニュアルの徹底を引き続き実施する意向が示された。
また、四街道市では第10次情報化推進計画のもと、オンライン手続きの拡充が進められている。
具体的には、罹災証明書の発行申請や消防法令に関する手続きなどが、デジタル化されることで市民の利便性が高まる見込みである。
この他、公共施設再配置計画の進捗状況も報告された。
施設の改修や廃止の方針が示され、特に12月中にはさまざまな施策が実施予定であるとのことだ。
最後に、議案第13号及び第14号の提案が行われ、補正予算案などが呈示された。市はこれらの施策を通じて、周辺地域との調和を図りながら、施策に取り組む姿勢を見せている。