令和5年12月11日に開催された四街道市議会第4回定例会では、重要なテーマが多く取り上げられた。
最初に、次期ごみ処理施設について、久保田敬次郎議員が質問を行った。久保田議員は、次期処理施設の移転候補地や計画の進捗状況について厳しい視点で質問し、その中で市の負担や関係自治会への説明責任を指摘した。市長の鈴木陽介氏は、整備手法の評価を進めていると回答し、関係区・自治会の理解を得る努力を続ける考えを示した。さらに、財政面については国の交付金を活用する意向を表明した。
みそら歩道橋の通行止めについては、長谷川清和議員の質問に対して、都市部長の野口周平氏が工事の進捗を伝え、通行止めが解除されるまでの見込みは1年半程度であると回答した。歩道橋の工事について、撤去の進捗状況も気になる点として挙げられた。
また、職員の働きやすい環境についての質問もあり、戸田由紀子議員が男性職員の育児休業取得状況を確認した。教育長の府川雅司氏は、女性職員は全員育児休業を取得しており、男性職員の取得も増えていると報告した。鈴木市長は職員の意識を変えるための取り組みとして、自ら育児休業を取得したことを強調した。今後、さらなる環境整備に努める意向を示した。
さらに、認知症に優しい街づくりや成年後見制度の促進についても議論が交わされた。地域包括支援センターの活動については、認知症への理解を深めるための講座や地域のサポート体制が重要であるとされ、普及啓発活動が行われていることが報告された。
最後に、図書館やこどもルームの整備計画についても触れられ、地域のニーズに基づく子供たちの居場所づくりが進められていることが強調された。特にこどもルームにおいて、多機能トイレの設置が求められている点についても回答があった。