令和5年第1回四街道市議会定例会が開かれ、議案第1号から第28号の質疑が行われた。
この会議では、阿部百合子議員が様々な議案に対して具体的な質問を提起し、答弁がありました。特に、個人情報ファイルに関する議案第2号については、保有する際の通知義務に関わる説明が求められ、総務部長の岩井勝明氏より「1,000人以上の個人情報ファイルを保有する場合、事前に市長に通知が必要」との回答がありました。さらに、個人情報保護施行条例についても論点が挙がり、国の法律との関係が確認されました。
また、議案第3号に関する質問では、「近年の凶悪犯罪の増加」が背景にあり、市民への支援の必要性が強調されました。岩井勝明氏は「支援件数はゼロから1件程度が予想され、予算措置は必要な際に行う」と述べました。このことから、地域社会としての犯罪被害者支援の重要性が一層増していることが浮き彫りになっています。
人事評価に関する議案第4号についても質疑が行われ、阿部議員が反論の場の確保について質問しました。総務部長の岩井勝明氏から「職員の苦情に対する相談窓口が設置されている」との説明がされ、苦情処理手続きの存在が確認されました。
その後、議案第1号から第18号および第20号から第28号までが常任委員会に付託され、議案第19号の予算審査特別委員会の設置も決定されました。議長の清宮一義氏は議案調査のため、休会日程も確認し、会議は無事に散会しました。
今後の四街道市議会では、提出された各議案についてさらに詳細な審査が行われる見込みであり、市民の声が政策にどのように反映されるかに期待が寄せられます。