令和4年12月13日に開催された四街道市議会の定例会では、重要な議題が数多く議論された。特に注目を集めたのは、市内の教育や福祉施策に関する一般質問であった。
議員の久保田敬次郎氏がみそら小学校の耐久性について質問し、雨漏りの問題を取り上げた。教育部長の石川智彦氏は、学校の老朽化が原因であると説明し、抜本的な改修工事が必要であることを強調した。また、工事に関する具体的な実施時期については明言を避けたが、「応急措置を早急に進めたい」と述べた。この問題は保護者や地域住民の間で懸念されており、早期の対応が求められている。
続いて議論された次期ごみ処理施設に関する問題について、行われた質疑では、過去の煙突問題やそれに伴う住民への影響が提起された。環境経済部長である麻生裕文氏は、広域化を含む再検討が進んでいることを明言し、他市の事例を調査していることを説明した。この問題は市民にとって長年の懸案となっており、解決に向けた進展が期待される。
さらに、がん疾患に関連した施策についても質問が寄せられた。鈴木陽介市長は、今年のがん罹患者数に関するデータを示した。このデータは市民の健康への影響を測るための重要な指標となっており、今後の健康政策に反映させる意向を示した。
生理用品の無料提供やヤングケアラーに関する施策も議論の焦点となった。福祉サービス部長の和田浩史氏は、市内における生理用品の配布状況について報告し、さらに今後の展開についても言及した。特に、追求される生理の貧困問題に対して、民間との協働を進める考えを示した。
このほか、各議場で議論された内容は、来年度以降の施策に大きな影響を与えると考えられ、市としても市民とのコミュニケーションを強化し、より実効性のある施策を展開していくことが求められているようだ。