令和5年第1回四街道市議会定例会が3月24日に開催され、議案第1号から第24号までの総括審議が行われた。
市長の鈴木陽介氏による議案の提案や各種報告がなされ、特に議案第11号の子ども医療費助成制度の改正が注目を集めた。
この改正により、高校生相当年齢まで助成が拡大される見込み。教育民生常任委員会の高橋絹子委員長は、この改正が高校生を持つ保護者にとって安心感に繋がると評価した。実際、助成対象者数は約2,700人に達することが見込まれている。
他にも、議案第14号では国民健康保険条例の一部改正が行われ、出産育児一時金が42万円から48万8,000円に引き上げられる。
国民健康保険税の限度額についても、上限が102万円に引き上げられることが発表された。反対意見として、公共施設使用料の値上げや新型コロナウイルスによる生活への影響が指摘された。
議案第2号では個人情報保護条例について、一部改正が行われ、質疑も活発に行われた。
この改正により、国基準に合わせた新たな条例が制定されるが、市民からは既存の厳しい基準の維持を求める声も多数出ている。
また、次期ごみ処理施設に関する調査特別委員会の経費の承認が56万5,000円で可決された。環境問題への対応が求められる中で、持続可能な都市環境の確保に向けた施策が進められている。
議会では、議案の採決も順調に進み、最終的に全ての議案が原案通り承認される運びとなった。今後の市政において市民生活が益々充実することが期待される。
この日程を経て、清宮一義議長は日の概要をまとめ全議員に謝意を表明し、令和5年第1回定例会は閉会となった。