令和4年9月8日、四街道市議会の定例会が開かれ、代表質問が行われた。市長の鈴木陽介氏は、新型コロナウイルス対策に関するワクチン接種の進捗や、今後の施策を説明した。市民のワクチン接種率は60歳以上で75.2%に達しており、接種率向上に向けた取組を引き続き行うとした。
次に、清宮一義議員から持続可能な財政運営に関する質問があり、鈴木市長は、行財政改革推進計画に基づく取組を着実に進めていくと答えた。また、吉岡の残土問題の内部調査についても進捗状況が報告された。調査は11月上旬までに終える予定で、結果については来年3月の議会で報告される見込みであるとした。
さらに、次期ごみ処理施設に関する議論も続き、環境経済部長の麻生裕文氏は、今後のスケジュールに沿った進捗確認と対応方針を述べた。特に訴訟や汚染土壌調査の進捗状況に関しては、周辺民間井戸のモニタリング調査が実施され、汚染が確認されていないとの説明もあった。
市庁舎建設については、入札の不調が報告され、経営企画部長の石渡省己氏は、再入札に向けた調整を進めているとした。建設資材の高騰による影響があったものの、これからも着実に準備を進め、、余裕を持ったスケジュールでの進行が重要であると強調した。
さらに、商業振興についても重要な課題として取り上げられ、地域商業の活性化や支援策の具体化が求められた。現在の支援制度が有効に機能しない現実を踏まえ、適切な見直しが必要であるとの意見もあった。
今後の議会では、四街道市として一体な施策や対策の強化を図る必要性が強調された。市長や市の担当者は、市民の声をしっかりと反映しながら、持続可能な行政運営に努めていくと述べた。議会の質問に対する丁寧な答弁がなされ、全体を通じて様々な市政の課題に向けた取り組みの重要性が確認された。