令和5年第4回四街道市議会定例会が開会した。
本定例会では、出席議員20名により議事が進行し、市長鈴木陽介氏が施政概要を説明した。未來の城市づくりに向けた様々な取り組みについて詳細に述べられ、今後の施策への期待が寄せられている。
施政概要では、新たな四街道市総合計画の策定が進められていることが強調された。市民の意見を反映した基本構想案と基本計画案が策定され、1月からはパブリックコメントを実施する予定であるとのこと。
また、市庁舎整備については、基礎工事が完了し、現在は1階と2階の工事が行われている。7年度中の事業完了を目指していると、鈴木市長が説明した。
次に、次期ごみ処理施設に関する進捗状況が報告された。関係区・自治会への説明が繰り返されており、土壌汚染対策法に基づく業務も進められているとのことで、行政の透明性を重視する姿勢が見受けられる。
自転車の活用に向けた動きも進行中で、四街道市自転車ネットワーク計画の策定が計画されている。11月には協議会が開催されており、地域の意見を基にした施策づくりが期待されている。
さらに、産業用地の確保に向けた調査も行われている。鈴木市長は企業立地を進めるために、「新たな産業用地の確保に向けた検討を進めている」と述べた。
教育関連の施策も進められ、特に中学生が描く未来の作文募集では、優秀作品の発表会が開催された。この活動を通じて、生徒たちの地域に対する思いを受け止め、今後のまちづくりに生かす考えが示された。
また、高齢者支援や子供家庭支援の取り組みが進められており、特に、子どもの貧困問題に要する実態調査の実施が報告された。地域全体の安心・安全を確保するための施策も進行しており、防災訓練や消防イベントなどが具体的に行われている。
議案としては、16件の指定管理者の指定に関するもので、文化センターや公民館の管理者指定が含まれ、地域資源の活用を促進する狙いがある。
最後に、請願第1号の取り下げが承認されたことによって、市民の意見を尊重する姿勢が示された。
今後の四街道市議会の運営が期待されるとして、充実した内容で進行していくことが確認された。議会の運営方針を守り、透明性の高い行動が求められている。