令和6年9月11日、四街道市議会での定例会において、一般質問が行われ、市民生活に関わる多くの重要事項が取り上げられた。特に「障害者支援」や「災害に強い街づくり」のテーマが目立ち、多様な意見が交わされた。
障害者支援については、大谷満子議員が具体的な施策を質問した。大谷議員は、障害者やその家族に向けた講習や研修が行われているか問うと、福祉サービス部長の渡辺暢氏は、昨年度の研修実績を挙げて答えた。
また、防災意識の高まりから、災害時の避難所におけるトイレ対応についても厳しい意見が寄せられた。大谷議員は「避難所でのトイレの使用状況は非常に重要」と強調し、今後も市の備えを問う場面があった。危機管理監の澤畠博氏は、避難者数に基づくトイレ確保の方針を述べ、具体的な数値目標も提示した。
居住環境と交通利便性に関する質問も多く、市民生活の向上に向けた取り組みが求められている。坂本弘毅議員は物井駅の周辺活性化策や公共交通改善への具体的提案を行った。その中で、グリーンスローモビリティの運行状況も紹介され、現在の運行実績に対する市長の評価も得られた。
新庁舎についても話題となり、鈴木陽介市長は、アスベストの含有が新たに確認された問題について言及。市民に及ぼす影響を最小限にするため、今後のスケジュール調整が必要だと強調した。議会側からは、能登半島地震に学んだ災害時の教訓を活かして、災害対策を一層強化するよう要望があった。
最後に、PR大使についても触れられ、地域活動に対する期待が寄せられた。市長はSNS等を通じた情報発信の重要性を確認しつつ、地域振興に繋がる施策へも反映させていく方針を示した。このように、議会では市民生活の質を向上させるためのさまざまな意見が交わされ、市全体の施策に期待が寄せられている。