令和3年第1回四街道市議会定例会が3月5日に開かれた。議会では、行財政改革やデジタル化の推進、交通不便地域の解消など重要な質問が出た。特に、れいわ輝の坂本弘毅議員は行財政改革の進捗状況について問うた。市長の佐渡斉氏は、目標を143.5%達成したことを述べ、行革効果額は約1億1,741万円であることを強調した。
続いて、庁内のデジタル化推進について坂本議員は質問し、佐渡市長は国が策定したデジタルトランスフォーメーション推進計画に基づき、業務効率改善や住民の利便性向上を目指すと述べた。特に、行政手続のオンライン化やシステムの標準化について具体的な計画があることが示され、今後のデジタル化に期待がかかる。
また、交通不便地域の解消に向けた取り組みについても質問があり、市長は既存バス路線の活用や新規路線開設を進めていると発表した。交通手段の拡充が、特に市民の生活の質向上に寄与するとの認識を示した。
続いて、健康こども部所管の施策の中で、坂本議員より質問された新型コロナウイルスワクチン接種の準備状況について、小島淳一部長は市が連携して早期に接種できる体制を構築中であると報告した。特に、医療機関との協力を深め、円滑な接種を目指す方針が伝えられた。
さらに、教育部門においてもオンライン授業の拡充が話題となった。特に不登校児童への支援策が注目されており、教育委員会は個別対応を強化する方針を示している。このように、四街道市の教育現場でも、タブレット端末を活用した新しい学びの形を導入予定であることが報告された。
最後に、四街道市のこと業務について多岐にわたって質問され、特に市の認知度向上や定住化促進の取り組みに関しても具体的な方策が求められた。本会議では市の今後の施策に対する期待とともに、さらなる市民サービスの向上に向けた姿勢が確認された。