令和3年第3回四街道市議会定例会が8月30日、開会された。
本会議は、議員19名の出席により成立し、会議の進行が行われた。
議事の最初に、会議録署名議員として本田 良氏、阿部 百合子氏が指名され、続けて会期の決定が行われた。成田芳律議長は、会期を9月28日までの30日間とすることを諮り、異議がないことを確認した。
次に、新型コロナウイルス対策の施政概要について市長・佐渡斉氏が説明した。接種状況について、65歳以上の1回目接種率91.6%とのこと。全体の接種率は43.4%に達している。2回目接種でも、65歳以上が89.1%、全体は33.2%という数字も示され、今後の円滑な接種実施へ医療機関との連携が強調された。
新型コロナウイルス感染症対応の地方創生臨時交付金を活用し、生活の支援施策も行っている。住居確保給付金や、タクシー助成事業などの具体例が挙げられた。また、乳児への感染対策支援事業では、5万円を給付する取り組みについても触れられた。
事業者向けの支援として、前年同月比で売上高が20%以上減少した事業者への応援金の支給も進行中である。他にも、温暖化対策やデジタル化支援、子育て支援の取り組みが多様に展開される。特に、具体的な申請期限の設定が強調された。
さらに、議案第1号から議案第16号までの提案が行われた。特に、行政手続きの押印見直しに関する条例や、消防関連の条例改正を含む議案が上程された。また、各種補正予算により全体予算の総額を314億2,400万余円とすることも提案された。
会議の終結に際し、成田議長は8月31日及び9月1日を議案調査のための休会とすることを確認した。その後、次回の会議は9月2日に開催される予定である。議会運営における透明性および地方自治法に基づいた議事進行の重要性が再確認された。議員の協力による市政の進展が改めて求められる。