令和4年第1回四街道市議会定例会が、3月7日午後1時に開会した。
出席議員は20名で構成され、鈴木陽介市長より施政方針説明が行われた。
施政方針は、四街道市の未来に向けた包括的なビジョンや新型コロナウイルス対策に関連する内容が含まれている。
鈴木市長は、四街道まちづくりビジョン2022に基づき、7つの基本目標を設定することを表明した。
健康な街の実現に向けて、全世代の心身の健康を促進していく方針を述べた。
特に予防や医療、福祉のネットワークの構築に注力する。
また、子どもたちを中心とした育成政策を進める考えを示した。
「社会全体で子育てを支える環境づくり」に言及し、教育と福祉の連携強化を約束した。
さらに、高齢者に優しい街を目指し、自立した生活を支える施策を展開するとのこと。また、危機管理も重要なテーマとし、自然災害への備えや新型コロナウイルスへの有効な対策を進める必要性を強調した。
施政方針説明には、多様性のある地域社会の構築というビジョンも含まれ、全ての市民が共生できる環境整備を目指すとした。
次に、議案の上程が行われ、今回提出された議案の数は25件に上った。中でも、令和4年度一般会計予算が319億6,000万円に達し、前年度に比べ8.9%増の見込みが報告された。その中には、新型コロナウイルス対策費や教育関連施策の経費が含まれ、特に市の幼児教育支援や高齢者支援が強化されることが取り上げられた。
会議の最後に、議長と副議長の選挙が行われ、成田芳律議員が議長に、栗原直也議員が副議長に選出された。成田議長は、重責を負うことに感謝の意を表した。
さらに、保坂康平議員からは、ロシア連邦によるウクライナ共和国への軍事侵略に対する決議が提案され、全会一致で可決された。
これらの内容を踏まえ、今後の市政に向けた期待が高まる中、次回の会議は3月9日に予定されている。