令和元年第2回四街道市議会定例会が6月17日に開催され、様々な議題が取り上げられた。
高齢化が進む中で、高齢者の移動手段と安全運転支援が重要なテーマとして浮上した。福祉サービス部長の齋藤千裕氏は、
公共交通手段の確保や福祉タクシーの助成について説明し、「高齢者が運転を中止した場合の支援を強化する必要がある」と強調した。
また、歩道の安全点検に関する取り組みについても言及があり、教育部長の荻野武夫氏は、「市内の保育園や学校が定期的に安全点検を行っている」と述べた。さらに、児童向けに交通安全教育を実施すると説明した。
自転車事故の現状も議論された。自転車の利用者が増加する中、事故が減らないことから、環境経済部長の麻生裕文氏が「自転車安全運転シミュレーターを活用した教育を行っている」と言及し、教育の強化が求められるとした。
次に、中高年のひきこもりの実態についても指摘した。福祉サービス部長が「生活困窮者自立支援事業を通じて、くらしサポートセンターみらいと連携し支援している」と話した。ひきこもり支援の重要性が増す中、今後の取り組みが期待される。
最後に、商業振興策についても議論された。市の予算配分が少ないとの指摘があり、環境経済部長は「空き店舗活用や共同事業を支援し、地域活性化に取り組んでいる」とした。しかし、更なる充実が求められる声も多く上がった。
全体として、市民の安全を確保するための取り組みや高齢者支援の拡充が求められており、今後の具体的な計画や施策に注目が集まっている。議会での活発な議論を受け、今後の方針が期待される。