令和元年第2回四街道市議会の定例会が、6月7日(金曜日)に開催された。
本会議では、議案第1号から議案第14号までの質疑が行われ、特に議案第12号に関する質疑が目立った。大谷順子議員が提起したこの議案は、次期ごみ処理施設整備に関する予算である。
大谷議員は、歳出の地質調査に関わる詳細な説明を求めた。これに対して、環境経済部長の麻生裕文氏は、フッ素及びその化合物を除いた汚染の有無を把握するために、全体で57検体の調査を行う計画であると説明した。特にフッ素に関する調査結果が広域におよぶ事実を踏まえ、フッ素以外の汚染物質調査も検討している。
また、議案第14号に関する質問においては、大谷議員が損害賠償の理由や積算根拠について掘り下げた。麻生氏は、過去の調査での土壌汚染調査結果をもとに、訴えを提起する理由を説明し、必要なデータが明確であることを強調した。特定の業者への訴訟に関する発言が続く中、議会はその一連の流れに注視している。
会議の終わりに、今後の議程や休会の件についても全議員の了承を得て進められた。議会は、6月10日から6月12日までの間を議案調査のために休会とすることを決定した。議会に対する市民の期待と監視が強まる中、今後の調査結果や訴訟の進展に注目が集まる。