令和3年第2回四街道市議会定例会では、コロナウイルス感染症対策や高齢者支援が主要な議題として取り上げられた。特に、詐欺被害の現状とその対策に関する議論が活発に行われた。
今回の会議で、令和2年の高齢者を狙った詐欺の被害は23件で、金額は3,372万8,000円と前年より減少したが、依然として注意が必要であると強調された。総務部長の岩井勝明氏は、「自粛疲れによる危機感の薄れが危惧される中で、引き続き注意を呼びかけていく」と述べ、各自治体と連携し情報提供を進める意向を示した。
また、コロナワクチンの接種についても、状況が説明された。市では、現役世代へのワクチン接種券の発送が検討されているものの、システム上の問題があることも報告された。健康こども部長の山崎裕之氏は、電話による予約が多く、インターネット予約を利用している世帯の割合が高いと発表した。
環境問題に関しては、美しが丘の池の放射能測定が行われ、基準値を下回っていることが確認された。上下水道部長の外谷茂行氏は、定期的な計測を行い、住民の安心を図る考えを示したが、情報公開については改善の余地があると認識されているようだ。
さらに、鹿渡南部区画整理事業では、資金不足による進捗の鈍化が指摘され、部長は組合への指導を続けていくと述べている。また、新たな道路整備の必要性も取り上げられ、市民の要望に応える重要性が強調された。
最後に、安全対策の一環として、先日豪雨での水害が問題視されている地域についても言及があった。市としても引き続き取り組んでいく意向を示している。市の取り組みが今後どのように進展するか注目される。