令和6年9月9日に開催された第3回四街道市議会定例会では、各議員による一般質問が行われた。
初めに、森本次郎議員が猛暑対策の施策としてエアコンの購入補助制度の創設を要望し、高齢者や低所得者世帯の支援について具体的な提案を行った。鈴木陽介市長は、物価上昇の影響を考慮しつつ、類似の支援施策を検討している旨を伝えた。その他にも、電気代の補助制度や生活保護に関連する支援についても要望が出され、迅速な対応が求められた。
次に、岸本潤一郎議員は復興庁作成の東日本大震災伝承施設ガイドを活用した防災教育の必要性を強調した。市長は各小中学校での活用状況について前向きな姿勢を示しており、教育長からは教育機関との連携が強化される見込みが伝えられた。
また、阿部百合子議員は特に不登校児童対策に関する質問を行い、その対応の必要性を強調した。教育長は、県内での研修や相談先の周知を進めており、安全な環境での支援が整いつつあると説明。今後の対応策についても引き続きの検討を約束した。
さらに、岸本議員からは大型物流倉庫の立地による雇用創出や経済効果についての質問があった。市長は、物流施設の新設が地域経済に寄与するとの見解を示し、積極的な誘致活動を行う方向を打ち出した。特に新たな物流施設を通じた地域活性化に期待が寄せられている。
最後に、阿部議員からは水道料金の値上げに関する意見もあり、水道サービスの維持に向けた協調が求められた。市は、適正な経営とサステナビリティの観点から、引き続きの努力を約束した。議員らは、今後も市側に対する要望や意見を継続し、地域活性化につなげるべく活動を進めていく考えを示した。