令和2年3月30日、四街道市議会は第1回定例会を開催し、21本の議案及び複数の請願・陳情について総括審議を行った。特に、新型コロナウイルスの影響が市民生活に及ぼす影響についての議論が注目された。
森本次郎議長は、開催の挨拶と共に「本日も実質的な議論を行い、責任ある議決を進めたい」と述べた。議会では、議案第16号の一般会計予算案や、国民健康保険特別会計予算案に関して、各議員からの質疑が響く。
特に、新たに導入されるごみ処理有料化について、阿部百合子議員は「市民は既にごみ減量を達成しているのに、なぜこの制度を導入するのか」と批判したのに対し、執行部は「厳しい財政状況を背景に、市民に負担を求めざるを得ない」との見解を示した。また、教育民生常任委員会の大越登美子議員は、請願第2号に賛成し、こどもルームの環境改善について市への要望の重要性を強調した。
投票の結果、議案第1号から21号までの複数の議案はすべて承認された。さらに、印旛衛生施設の議会議員選挙など、地域密着の政治が厳かに行われた。市長の任命提案のもと、新たに髙橋信彦氏が教育長を退任し、府川雅司氏が新任教育長として選任された。
閉会前には、髙橋氏による退任の挨拶が行われ、彼は「これまでの活動を通じて多くの感謝を伝えたい」と語り、議会と市政の発展を祈念して締めくくった。