令和2年6月1日に四街道市議会第2回定例会が開会した。
本定例会では議員20名が出席し、全会一致で会期が6月24日までの24日間に決定されている。
市長の佐渡斉氏は施政概要を説明し、新型コロナウイルス感染症について言及した。感染拡大防止策として、医療従事者への感謝の意を表しつつ、徐々に公共活動を再開していく方針を示した。今回の施政概要では、公共施設の再開と今後の社会経済活動のレベルアップについて強調された。
施政の具体的な取り組みには、これまでの新型コロナウイルス対策や教育環境の改善が含まれる。例えば、市は市内の医療機関や小中学校へマスクを約6万7000枚配布したほか、オンライン学習支援を行った。また、健全な生活環境維持のため、地域経済の活性化支援策にも触れられた。
具体的には、特別定額給付金の迅速な支給や、児童手当受給家庭に向けた特別給付金の支給準備が進められている。更に、上下水道料金や市税の納付に関する猶予措置も取り入れられている。このように、広範囲にわたる支援策を講じ、困難な状況を乗り越えていく意向だ。
さらに、教育分野でも「GIGAスクール構想」に基づく施策が進められており、児童生徒一人一台の学習端末導入が目指されている。特に四街道市では、地域福祉や防災情報発信に関する新しい取り組みが行われていることが説明された。
さらに、議案第1号から第6号までが提出され、これには介護保険条例や特別会計補正予算に関するものが含まれる。市長は今後の議論と承認を促した。質疑応答は行われず、議案は各常任委員会に付託される。
会議は休会案の提案もあり、意見の一致により6月8日から12日までは議案調査のため休会とすることが決定された。次回会議は6月15日だ。