令和6年第3回四街道市議会定例会が9月5日に開かれ、各議員より持続可能な財政や地域課題についての質問がなされた。特に、新政の成田芳律議員は、持続可能な財政運営の重要性を強調し、令和6年度予算編成方針について市がどのように評価しているのかを尋ねた。市長の鈴木陽介氏は、厳しい財政状況の中でも効率的な事務執行を心掛けていると述べた。
また、成田議員は次期ごみ処理施設についても質問を行い、庁舎建設が進行中である中、早急にごみ問題の解決が最重要課題であるとし、進捗状況を尋ねた。鈴木市長は、八街市との共同運営に向けた情報交換を行っていると回答した。
子育て支援については、成田議員が（仮称）四街道市子育て応援交流事業の提案を行い、より迅速で確実な情報提供が必要だと訴えた。この提案に対し、教育長の府川雅司氏は今後各団体の協力を求め、より充実した施策を目指していくとコメントした。
水道事業の料金改定も議題に上り、成田議員は料金改定の必要性を問うた。市長は水道事業が健全に運営されるためには料金改定が不可欠であるとの見解を示し、住民への負担増加についても説明した。
さらに、災害関連死ゼロを目指す取り組みとして、市内の福祉避難所の受入れ体制についても質問があり、地域の危機管理の重要性が再認識された。本市では、老人ホームや障害者施設などで福祉的支援を提供することに関連し、扉を開けた運営や支援の強化が求められている。
また、シニア世代の福祉環境向上についても触れられ、福祉サービス部長は市内の介護事業者が直面する現状を説明し、支援体制を講じる必要性に同意した。