令和5年12月に開催された四街道市議会定例会では、多くの議案が審議され、質疑応答が行われました。
議案第1号から第20号の質疑があり、重要な議案として「四街道市職員倫理条例」が取り上げられました。この条例は市職員の倫理を強化し、市民の信頼を高める目的があります。
広瀬義積議員は、この条例の目的と効果について質問しました。倫理条例の施行により職員の自覚が促進され、市民から信頼される職員を育成するとの見解を示しました。回答した岩井勝明総務部長は、条例の制定が市職員の行動をより厳格に律することになると述べ、その効果を期待する考えを示しました。
また、広瀬議員が提起した質問の中には、倫理委員会の構成や贈与の報告に関する金額の根拠なども含まれていました。これに対して、岩井部長は透明性を確保するため学識経験者を外部委員に起用することや、贈与の報告基準に関しては他自治体の類似条例を基に設定していると回答しました。
さらに、懲戒処分に関する規定の有無についても議論され、岩井部長は現在の懲戒処分基準が適用される旨を述べました。広瀬議員は、自らを戒めるためのルール作りの重要性を強調し、倫理意識の向上を望む声をあげました。
会議の最後には、12月の休会についての議題が挙がり、議案調査のため数日の休会が合意されました。議長は、次回は12月6日に開催することを告知し、本日の会議を終了しました。
倫理条例を中心に、今後どのような取り組みが行われるのか、その動向が注目されます。