令和元年6月19日、四街道市議会が開催され、交通不便地域や次期ごみ処理施設の整備状況についてさまざまな意見が交わされた。特に交通不便地域の改善については議員からの強い要望があり、経営企画部長は、「公共交通空白地域、不便地域への解消を図るため、地域が主体となって公共交通を導入する意思がある地域を支援」していると説明した。これは市民が地域の交通に困ることなく生活できる環境を整える重要な取り組みの一環である。
また、都市計画道路3・3・1号線に関しては、進捗状況が報告された。現在、橋梁工事が進んでおり、完成予定は令和3年度。しかし、国道51号の拡幅事業に関しては、用地買収が進められ、具体的な完成時期は未定のままである。
次期ごみ処理施設に関しては、フッ素及びその化合物の検出により、施設の稼働が遅れる見込みとなっている。市は、吉岡区を含む周辺地域に対し丁寧な説明を行い、理解を求める努力を続けているという。
さらに、総合運動公園内のスポーツ施設に関して、健康維持のための利用状況が示され、シニア層の利用が54%を超えると報告された。市は引き続き安全管理に努める方針であることが強調された。
最後に、オリンピックに向けた取り組みとして、四街道市では聖火リレーのコースに参加しての要望が出ているが、現段階ではルートに含まれていない状況である。かつてのオリンピックにまつわる活動に対し、地域の団体と協力しながら準備を進めたいとの意向も示された。
全体として、議会では市民の生活の質を向上させるための施策が重要視され、交通改善や環境保全がなされる方向で協議が進んでいる。