四街道市議会は令和元年12月12日、定例会を開催し、一般質問で多くの重要なテーマが取り上げられた。
特に、長谷川清和議員が行った質問は、市民の関心を集める内容が多く盛り込まれた。まず、台風に関連して被害を受けた空き地と空き家の件数について報告が馳せられ、空き家には29件の損傷情報が報告されていることが明らかとなった。市長の佐渡斉氏は、空き地の被害報告については特になかった旨を伝えた。
次に、四街道市営駐輪場の管理棟設置時期が問われ、市長は「現在入札手続中で、年度内に完成予定」と答弁。この期日内の設置に、市民の期待が寄せられる。
その後、教育部長の荻野武夫氏が、公立小中学校におけるいじめ問題について触れた。平成30年度のいじめ認知件数は109件と報告され、主な事例は嫌がらせや仲間外れが多く見られるとのこと。市の取り組みとして、いじめ撲滅キャンペーンや道徳教育の充実が行われている。
また、スポーツ活動の時間についても議論された。部活動時間が男女ともに長いことに対し、地域の教育現場ではその改善が求められている。特に、県のガイドラインに沿った方針が遵守される必要があると認識されている。教育部長は、ガイドラインに基づいた適切な実施状況を強調した。
さらに地域の活動として、消防団の設立を提案する声も上がり、消防長の西岡亨氏は、「市民の防火意識を向上させるため、強化を図る」と述べた。同時に、消防フェスティバルの開催を通じた意識向上も大切であると語った。
この他にも、生活に密接な「郵輪場の不法駐輪問題」や「四街道駅前北口広場の活用」、さらには「地域行事への参加を促進するための施策」「学校規模における課題」など、市民生活に直結する話題が議論され、四街道市の将来に向けた具体的な方策が求められている。議院の発言を通じて、問題点とその対策に関する様々な意見が交わされ、続く議論が期待される。