令和3年12月8日に行われた四街道市議会定例会では、健康増進をテーマにした様々な質問がなされ、医療施策の評価や今後の方針についての議論が交わされた。
まず、インフルエンザ予防接種に関して、健康こども部長の山﨑裕之氏は、65歳以上の接種者数が約6,498人で、昨年よりも著しく減少していることを報告した。これは新型コロナウイルスの影響で、昨年度に比べてワクチン供給が遅れていることが要因であるとされた。具体的な接種率の向上策も議論され、特に子供や妊婦への助成の必要性が提起された。
次に、帯状疱疹ワクチンについて、国の指針に従い、今後の導入を模索しているとの回答があった。これは高齢化社会において重要な施策であり、地域住民への周知も求められるところである。
認知症予防事業として、今年行われた「あたまの健康チェック事業」に参加した136人の結果が報告された。中でも24人が「MCIの疑いあり」とされ、慎重なフォローが求められているとのことだ。教育長の府川雅司氏は、今後も子供たちの支援体制が強化されることを述べた。
乳がん検診については、早期発見の重要性が再確認され、特に非侵襲的な検査方法の導入については強い要望が寄せられた。新たに導入される技術(例えばMRIなど)については、国や県の指針に基づく慎重なアプローチが必要との意見があった。
「よつも!」については、新規参加者が130人であり、参加促進のための周知を強化することで、市民の健康意識向上が期待されている。