令和5年1月23日、東金市で第1回臨時市議会が開かれた。議題は、ガス供給条例の改正や追加予算に関するものである。
優先的に議論されたのは、東金市ガス供給条例の一部改正である。この改正は、国が実施する電気・ガス価格激変緩和対策事業を活用し、ガス料金の引き下げを実施するというものだ。鹿間陸郎市長は、「家庭や企業を支援するため、使用量に応じた料金の値引きを行う」と触れ、具体的には、使用量1立方メートル当たり税込み30円の値引きを令和5年1月分から行うと説明した。
また、第2号議案として、令和4年度東金市一般会計補正予算が提示された。この予算には、出産・子育て支援のために3,350万円が計上されている。総務部長の鴇田義弘氏は、物価高克服のための施策として、「伴走型相談支援を充実させる必要がある」と強調した。
質疑応答では、前田京子議員からのガス料金の引き下げに関する質問が目立った。彼女は、令和5年4月から値上げが見込まれる中で、再度の支援が市として必要と訴えた。経済環境部長の鈴木聡氏は、「国の動向を注視しつつ、近隣自治体の情報も収集していく」と応じた。
閉会に際し、鹿間市長は議員に感謝の意を示し、今後の協力を呼び掛けた。また、3月24日からは次の定例会が予定されていることも伝えた。議論された内容は、市民の生活に直結する重要なものであり、今後の施策に注目が集まっている。