令和4年5月10日、東金市議会は令和4年第2回臨時会を開催した。市長選で当選した鹿間陸郎市長のもと、議案が提案される熱心な議論が行われた。また、議長や副議長の選挙が新たな指導体制を生むきっかけとなった。
市長鹿間陸郎氏は挨拶で、任期を全うする決意を表明した。市民の期待に応え、臨機応変な市政運営を目指すと強調した。議長の石崎公一氏が辞職する一方で、新議長に相京邦彦氏が選出された。議長選挙では、相京氏が19票を集め当選を果たした。
今回の臨時会では、専決処分が承認された議案も含まれていた。具体的には、市税条例等の改正、及び令和4年度の補正予算案が提案された。市税条例では、特に個人市民税や固定資産税に関する改正が進められ、住民に対して幅広く影響を及ぼす内容となった。
議論の中で、前田京子議員は、税制改正に対する懸念を表明した。特に、増税が家計に与える影響を憂慮し、その是正策の必要性を訴えた。市の交通安全対策や教育環境改善についても話が及び、議会では小学校周辺の通学路安全を優先することが確認された。
質疑や討論を経て、すべての議案は原案通り可決された。これにより、令和4年度の施策は確実に進むことが決まった。鹿間市長は、今後も市民生活を支える施策を進める意向を固め、参加者に感謝の意を伝えた。