令和元年12月8日、東金市定例会の会議が開かれた。
本会議は議長である小倉治夫氏の挨拶で始まり、新型コロナウイルスの影響を考慮した運営が求められた。出席議員は21名、欠席は1名であった。特に、清宮利男議員の遅刻が議事の進行に影響を与えた。清宮氏は遅刻について謝罪し、以後の注意を表明した。
日程第1として、会議録署名議員の指名が行われた。指名されたのは、櫻田あや子氏と清宮利男氏である。
続いて日程第2、議案に対する質疑が行われた。櫻田議員が第1号議案である東金市基本構想の策定について質問を始め、将来像の実現に向けた具体的な計画の必要性や、市民の意見をどのように反映させているかを強調した。特に、市民アンケートや意見交換会で得られた意見と、それに対する施策がどう結びついているのかが焦点になった。
醍醐義幸企画政策部長は、基本構想策定に際し多くの市民から意見を頂いたことを述べ、豊かな自然と伝統が守られている東金の未来像を示した。その中で、パブリックコメントを実施し、寄せられた意見についても言及した。結果的に、AIやIoT等の技術革新を導入する意見が基本構想に反映される形となったという。議員からは、パブリックコメントが僅か9件であったこと、施策への市民参加の重要性が強調され、今後の課題として捉えられた。
また、地方自治法に基づく住民の福祉の増進のための施策が求められ、議論は続いた。教育制度や地域福祉に対するさまざまな声が議論を活発化させた他、特に子育てを支援する政策の必要性が再認識された。
その後は、他の議案に対する質疑が行われ、生活保護関連や被災者支援事業についても活発な意見が交わされた。各議案の関係常任委員会への付託が決定され、特に地域の福祉や暮らしへの影響が議題に取り上げられ、関係者間での連携の重要性が確認された。
日程を終了し、会議は閉会した。次回定例会に向けた課題は山積しているが、議員たちは市民の声に耳を傾け、より良い政策実現に向け邁進することを誓った。