令和4年6月7日、東金市で定例会が行われ、市政に関する一般質問などが行われた。この中で、様々な市民からの意見や要望が市長に寄せられたことが報告された。
特に、道路整備や交通安全施設の充実など、インフラに関する要望が多く聞かれた。市長は、「市民に寄り添った市政運営に努める」と述べ、特に地域経済の活性化や子育て支援、高齢者支援策の充実に力を入れる方針を示した。
また、公共施設の管理に関する質問では、公共施設の老朽化が進行していることが懸念された。教育長からは、公共建築物個別施設計画をもとに、耐用年数に応じた改修計画を立てていることが説明された。総体的な維持費用の増加が予想される中で、ファシリティマネジメントの手法を取り入れた、施設の統合管理体制の構築が必要であるとの指摘がなされた。
更に、地方創生臨時交付金を活用した地域支援策も話題に上がり、市が直面している物価高騰などの課題にどう対処していくのか、今後の方針が問われた。具体的には、1億9,340万1,000円の予算が新たに計上される予定であり、これを活かす実施計画の策定も急務である。
教育現場に関しては、熱中症への対応が強調された。特に、部活動中の熱中症予防策として十分な水分補給の重要性が指摘され、自衛策として学校ごとの対応が求められた。また、ICT支援員の導入についても討論され、教育現場でのICT端末の有効活用が今後も課題となる。
充分な体制を整えることが、市民の幸福度に直結することを各委員が強調し、各施策の具体化に今後も注視し続ける意向を示した。