令和６年３月、東金市定例会が開催され、内容は幅広く議論される。
特に、能登半島を震源とする地震を受けての防災対策の重要性が浮き彫りになった。市内では今年、家庭向けの防災メールや避難情報の通知が行われ、市民の防災意識向上に寄与している。さらに、地域防災計画は非常に重要な役割を果たすと考えられ、最悪の事態を想定した被害想定の見直しを進める必要があると議論された。
また、避難所の運営に関して、特に高齢者や障害者に配慮した機能の強化および、十分なトイレ環境の整備が求められた。この際、トイレのバリアフリー化、特に洋式トイレの導入の状況が説明され、市としても積極的に施策を進めることが議員から強調された。
都市公園の整備については、児童や地域住民の活動の場としての役割が重要視され、多世代が利用できるコミュニティスペースの確保や、地域の特色を生かした防災公園の設置が提案された。市では、今後の整備や活用方法についての検討を進めることが確認された。
観光行政では、桜まつりの来訪者が大幅に増加した一方で、交通渋滞の問題も指摘され、駐車場の増設やより良い交通インフラの整備が求められた。市は、府県が協力し、アクセス向上に努める姿勢を示している。