令和4年9月1日、東金市議会は第3回定例会を開会した。
会議は鳥海翔平議員によって進行され、参加議員は20名であると確認された。議長は、今期定例会の会期を9月1日から9月20日までの20日間と決定したと報告した。
鹿間陸郎市長は、開会に際し挨拶を行い、新型コロナウイルスの影響に言及した。感染が全国的に広がり、千葉県は「BA.5対策強化宣言」を発出した状況である。市長は本市でのワクチン追加接種の準備を進めていると説明し、詳細は今後提案する補正予算案に盛り込むことを示唆した。
また、自然災害の多発についても触れ、企業との防災体制の強化を進め、市民への備蓄や避難方法の啓発が重要であると訴えた。市長は、施策の予算化に関してボトムアップの見地から検討を指示したことを強調した。
この日の議題には、令和3年度各会計決算認定議案や令和4年度一般会計補正予算案などが含まれており、これら各議案の補足説明が市の各部長によって行われた。特に、教育部長の長尾泰正氏は、給食用食器の取得について詳細な説明を行い、幼稚園や小中学校用の食器が必要であるとの旨を明らかにした。
監査委員の意見報告も行われ、鈴木純夫代表監査委員は、各会計の決算が法令に準じて作成されていると報告した。さらに、ガス事業会計と下水道事業会計において収益状況が改善されている一方で、収益の改善が求められるとの要望を伝えた。市民の信頼回復と安定供給の確保を重視し、今後の経営の方針についても注視する必要があると述べた。
選挙管理委員会の委員及び補充員の選挙も行われ、議長は名簿を確認した後、適任者として指名したことを報告した。すべての議題が確認され、議会は本日の議事を終了した。議長は、今後の協力をお願いしながら散会した。