令和2年第1回東金市議会定例会において、市政に関する一般質問が行われた。議員は、各アジェンダに関して幅広い質問を通じて市の施策や今後の課題について市長および所管部長に意見を求めた。
最初に、一般行政について、相京 邦彦議員は、総合計画の進捗状況や令和2年度予算について質問を行った。市長の鹿間陸郎氏は、令和元年度に台風被害があり、その復旧を踏まえた対応を行っていると述べた。特に、災害復旧に向けた予算について、被災者支援や公共インフラの整備を進めているとのことだ。
次に、農林行政に移り、農業施策の進展や、特に基盤整備の状況について質疑があった。これに対して青木 環境部長は、農業用ハウスへの被災者支援制度が進捗しており、一定の成果が出ていると強調した。また、今後の基盤整備策として、大区画整備や用水のパイプライン化に関する取組も進める必要があると発言した。
また、医療行政においては、東千葉メディカルセンターに関連する話題が中心だった。長尾 医療担当部長は、された要望には引き続き対応し、地域の救急医療体制を維持する意志を示した。特にも医師の確保や関連機関との連携の重要性が指摘された。
さらに、教育行政においては、市内の幼稚園に関する制度改正の必要性が訴えられ、多くの市民の意見を取り入れることの重要性が話された。特に、子育て支援の充実が強く求められており、それに伴う預かり保育の延長や、給食提供のタイミングについても質問があった。
最後に、福祉行政においては高齢者施策がテーマとなった。特にここでは、高齢者の生活支援に関する取組が議題とされ、ボランティア活動や地域支援システムの構築が求められた。高齢者が安心して生活できる地域づくりに向け、市民の協力が必要だとの意見が多く寄せられた。
今回の定例会は、様々な政策の方向性を確認し、市政の透明性と市民参加を深める場ともなった。市長は、議員の提案や市民の声を重視し、今後とも市政の発展に努める姿勢を示した。