令和3年第1回定例会が開催され、様々な市政問題が議論された。
特に、水口剛市議の一般質問が注目を集めた。一般行政に関する質問では、2021年の当初予算や医療行政に焦点が当たった。市の2021年度当初予算は192億7,000万円とされ、前年度比1.5%の増加が見込まれる。
また、社会保障費、特に扶助費が増加しているとの報告があり、昨年度比で5.2%の増となっている。これは生活保護扶助費や障害福祉サービスにかかる部分が主な要因であるという。
さらに正式名称の「東千葉メディカルセンター」に関する言及もあった。医療担者らの「命をかけて私たちの命と健康を守っている」との水口議員の発言が印象的であった。東千葉メディカルセンターでの不正問題についても強調され、内部崩壊の危機感が訴えられた。水口議員は、刑事告訴の必要性を訴え、現場の真実を明らかにするよう求めた。
また、財政評価についても議論された。総務部長が社会保障費が歳入を圧迫しないとの認識を示しながらも、今後の予算運営に際しての警戒心も表明した。新型コロナウイルスの影響による減収や不透明な財政見通しについて懸念も表明され、政府の交付金などを活用しながら対応策を講じる考えが示された。
市のさまざまな施策や予算案の背後には、コロナ禍の影響が色濃く残っている。特に、医療や福祉の分野での充実策が求められている中で、各議員の積極的な姿勢が市の未来を決定する鍵となるであろう。