令和6年6月の定例会が開かれ、各議員が市政に関する質問を行った。この会議では、特に新しいごみ処理施設の必要性やその処理能力、東千葉メディカルセンターに関する不正問題、学童クラブの運営状況、さらには学校給食の無償化について多くの意見が交わされた。
新ごみ処理施設の建設について、現在の施設が老朽化しているため、新たに計画されている125トンの処理能力を持つ施設の必要性が強調され、議員たちはそのコストと処理能力の関係について懸念を示した。特に、経済状況や人口減少に伴い、ごみが減少する中で、施設の維持が難しいのではないかという声も上がった。市長は、建設コストは適正であり、処理能力も現在の要件を満たしているとしたが、市民の間には慎重な意見が見られる。
また、東千葉メディカルセンターでは、最近の内部告発により、複数の不正が浮上している。市長は、法人の経営を見直しているとし、適切な指導を行っていると述べた。だが、告発文にさまざまな問題が指摘されており、透明性の確保や再発防止策の徹底が求められている。医療体制の維持が重要である一方、適切な経営運営が急務だとされている。
加えて、学童クラブの運営についても質問があった。この期間中の利用者は470名で、待機児童も発生しており、市はその解消に向けた施策を進めているが、指導員の確保や施設の整備についても課題が残っている。特に、ひとり親家庭への利用料減免についての要望も上がり、今後の検討が期待される。
この会議では、教育施設の環境改善や通学路の安全対策についても議論され、児童の安全な通学のための具体的な施策が求められた。市長は、今後も必要な施策を評価し、実行に移す意向を示したが、詳細な計画については具体的な回答が得られなかった。しっかりした財源確保や、住民参加の施策推進が課題とされている。市議会は今後も市民の声に耳を傾け、より良い施策が形成されることを目指していく。