令和4年6月20日、東金市議会で第2回定例会が開催され、重要な議案が審議された。
特に注目されたのは、令和4年度東金市一般会計補正予算(第2号)の訂正である。
市長の鹿間陸郎氏は、商工費や土木費に関連する3つの事業の調査取り下げを発表し、事業方針を広く市民に周知することの重要性を強調した。前田京子議員は、住民への情報共有が不可欠であることを指摘し、市民の意見を汲み取る必要性を訴えた。
市長は、これらの事業は地域住民への説明会やアンケート調査で意向を確認しつつ進める意向を示したが、事業費の算出については場所や地形によって変動するため、詳細は未定であると述べた。
また、他の議員からは、全体的なビジョンを無視した進行では反発を招く可能性が示唆された。
議会ではさらに、追加議案の上程が行われ、第3号議案はコロナ対策に関連した補正予算が可決された。
中村美恵議員は、この補正予算の内容を市民に公平に届ける必要性について意見を提出し、事業の詳細な周知が求められた。市側は、郵送や広報での周知を約束した。
教育関連の発議案も可決され、市民に適した教育環境の維持向上が強調された。
鹿間市長は教育予算の確保の重要性を認識しながら、今後も市民に寄り添う施策を進める意向を明らかにした。
さらに、新型コロナウイルス感染症への対応だけでなく、自然災害への備えや熱中症対策にも尽力する姿勢が示された。
議会の閉会に際し、鹿間市長は市の将来に対する展望として市民目線を大切にする姿勢を強調し、協力を求めた。