令和4年第2回東金市議会定例会が6月2日に開会した。
出席議員は19名であり、会期は本日から6月20日までの19日間と決定された。
議長の相京邦彦氏は、開会に当たり新型コロナウイルス感染症への配慮を求めた。また、本日の会議では監査委員による例月出納検査結果が報告された。これに続き、市当局から4件の報告が提出され、議員へ質疑時間が設けられる。
日程第4で上程された請願第3号について、宮沢敬人氏が説明した。この請願は「国における2023年度教育予算拡充に関する意見書」採択を求めるもので、教育環境の整備や災害復興予算の拡充、無償教科書制度の堅持について述べられた。宮沢氏は「昨今の教育課題は、十分な予算確保から多くが解決可能である」と強調した。
次に、請願第4号についても、宮沢氏から説明が行われた。こちらは「義務教育費国庫負担制度の堅持に関する意見書」を求める問題であり、教育環境の均一保障が重要であるとの趣旨であった。宮沢氏は「義務教育は国民に等しく保障されるべきであり、制度の変更は教育の格差を生む」と指摘した。
さらに、請願第5号が紹介され、清宮利男氏が説明した。この請願は新型コロナワクチン非接種者への偏見や差別をなくすことを求めるものであり、啓発や教育現場での配慮が必要であると訴えた。清宮氏は「差別を助長するような施策を避け、健全な関係が育まれるよう努めるべき」と語った。
その後、日程第5にて市長からの議案説明が行われた。鹿間陸郎市長は、新型コロナウイルスワクチンの接種状況や健康への配慮を示し、ワクチン4回目接種の準備も進めていることを述べた。市長は特に、道の駅みのりの郷と連携した取り組みにも言及した。
また、東金市国民健康保険税条例の改正案が報告され、課税限度額引上げの理由も説明された。さらに、令和4年度東金市一般会計補正予算についても詳細が示され、予算の追加やコミュニティ活動への支援が含まれていると述べられた。
最後に、山武郡市広域行政組合議会議員の選挙が行われ、伊藤議員が指名された。その後、会議は散会した。今回の議会では、各議案や請願に対する質疑が続き、今後の市政運営への影響が期待されている。