令和4年12月の定例会が、12月16日に開催された。この会議では、各議案や請願の審議が行われ、議員たちが積極的に意見を交わした。
初めに、議長が会議を開き、出席議員の確認を行った後、会議録署名議員の指名がなされた。会議規則に基づき、佐竹真知子議員と小倉治夫議員が指名され、続いて各常任委員長からの報告が行われた。特に、総務常任委員会の佐竹委員長は、9件の議案と共に請願の内容を報告した。
質問が集中したのは、第1号議案の個人情報保護に関する法施行条例の制定についてであった。佐竹委員長は、条例の主な改正点として、開示請求の期限が15日以内に設定されること、また、特例として30日まで延長可能であることを説明した。この解釈について、議員から疑問も上がったが、最終的には賛成多数により原案は可決された。
次に、請願第6号のインボイス制度の延期を求める内容が取り上げられた。議員間で賛否が分かれる中、賛成論者は新型コロナウイルスの影響からの経済回復を重視し、導入延期の必要性を強調した。一方で、反対論者はインボイス制度の公平性を訴えた。最終的に、この請願は採択された。
また、アスベスト建材製造企業に対する法律改正の請願も提出され、議論が展開された。ここでも多くの議員が賛成し、被害者への支援措置が求められたため、討論を経て、この意見書も提出されることとなった。
さらに、新たに市長の提案による追加議案が上程され、議会は迅速に審議を続けた。具体的には、人権擁護委員の推薦に関する議案であった。この件は、候補者が適任であるとの評価のもと賛成多数で可決された。
最後に、議会はすべての議案の可決を確認し、議長から議会の閉会が宣言された。議会は、地域の課題に取り組む姿勢を示しつつ、今後の市政運営についてさらなる協力を求める姿勢を強調した。